多分だけどこのブログを見ている人の多くは、すでに三線を弾いている人か、これから三線を弾けるようになりたい、または習いたいと考えている人なんじゃないかな
三線関連団体の記事にも書いたけど、一口に三線と言っても、奏でる曲にはジャンルがあり、ジャンルごとにいろいろな団体や下部組織の支部、そのまた下部に研究所や教室があるとか、一般人にはあまりなじみのない組織やシステムが存在したりする
だから、どこか教室に所属して三線を習う場合は、教室選びが肝心だし、その後の自分の三線人生を大きく左右することになるはずだから、教室選びは慎重にした方がいい
まぁ、自分が言える立場ではないけど
自分の失敗談だけど、最初に何も考えずに自宅から一番近い三線教室に行ったら、古典民謡の教室だった
体験とか見学があることを知らずに行って、まず入会してしまった
今まで聞いたこともない緩徐なメロディーに加え、言葉の意味を想像することすらできない歌詞
三線は工工四通りに弾いて、歌は工工四の横に書かれている声楽譜なるものの通りに歌うのだと教えられたが、 えぇっ!? 三線音楽ってこんな!? 島唄とかは!? やらんの!? 工工四を弾きながら声楽譜を歌うなんて器用すぎて自分にはムリだと途方に暮れた
優しく教えてくれた先輩たちには申し訳なかったが、三か月でリタイヤ
入学金、もったいなかったなぁ トホホ・・・
一つ目の学びは、三線で弾く曲にはジャンルがあるのだということだった
そして、通いやすさは大事だけど、単に自宅から近かいというだけではダメということ
次に某カルチャースクールの三線教室に行ってみた
ちょうど生徒さんが数人「安里屋ユンタ」を練習していた
おっ! この曲なら聞いたことあるぜ!
質問してみたら、「島唄」とかビギンの曲もやると言う
自分が求めていた教室はこれだ! とばかりに即入会の運びとなった
三か月ワンクールのカルチャースクールは、和気あいあいと楽しい時間で、なんとか「安里ユンタ」を他の生徒さんたちと一緒に弾いて歌えるくらいになった
しかし、ワンクール終了後に先生が替わり、新しい先生は沖縄民謡の人だった
最初の講義で配られた工工四は「安波節」
「このうたは○○協会の新人賞の課題曲なので、希望があれば協会に所属してコンクールの受験も可能ですよ」と満面の笑みで言われたが、イヤ、自分たちはそんな曲は望んでない「自分たちは今まで、安里屋ユンタとか、島唄とか、涙そうそうとかやっていて、そういう曲を習いたいんですけど」と言ってみたが「ポップスですか? 私はポップスは教えていませんので」とサラリと言われて、撃沈
またやめることに
またまた入会金を無駄にしてしまった
そうか、二つ目の学びは、カルチャースクールはずっと同じ先生に習えるわけじゃないし、先生によって教えるジャンルが違うのだ
長期的に習うにはカルチャースクールは向かない
次はカルチャーの生徒さんの知り合いが通っている教室に見学に行ってみた
ここは、沖縄の民謡の中でも「八重山民謡」というジャンルを教えていた
一口に、三線とか沖縄の民謡と言っても、いろいろとジャンルがあるんだなぁ
ここは「研究所」という名称ではなく、「○○三線教室」という名称だったが、やはり某協会の下部組織で、まずはコンクールの課題曲からという感じだった
理想の三線教室を追い求めて、散々ムダ金を使ったバカな自分の反省も込めて、備忘録に書いておく
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