三線関連団体

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以前から気になっていたことだが、三線愛好者人口に対して団体数が多すぎないか?
古典と民謡の違いぐらいは自分のような素人でもわかるが、何があってこんなに増えちゃったの?

ジャンル【琉球古典民謡】
★野村流
 ☆琉球古典音楽野村流音楽協会 1924年設立
 ☆琉球古典音楽野村流古典音楽保存会 1955年設立
 ☆琉球古典音楽野村流松村統絃会 1909年設立(1960年野村流与那原音楽会から改称)
 ☆琉球古典音楽野村流伝統音楽協会立 1982年設立

★安冨祖流
 ☆安冨祖流絃聲会 1931年設立
 ☆安冨祖流絃聲協会 1960年設立

★湛水流
 ☆湛水流保存会 1960年設立
 ☆湛水流伝統保存会 1983年設立

ジャンル【沖縄本島民謡】
 ☆琉球民謡協会 1957年設立
 ☆沖縄民謡協会 1976年設立
 ☆琉球民謡保存会 1989年設立
 ☆琉球民謡音楽協会 2002年設立
 ☆沖縄民謡保存会 2003年設立
 ☆琉球國民謡協会 2004年設立
 ☆琉球民謡登川流研究保存会
 ☆前川本流民謡協会
 ☆琉球民謡未来協会

ジャンル【八重山民謡】
 ☆八重山音楽安室流協和会 1949年設立
 ☆八重山音楽安室流保存会 1958年設立
 ☆八重山音楽大浜用能流保存会 1970年設立
 ☆八重山古典民謡保存会 1976年設立
 ☆八重山音楽安室流室山会 1998年設立

ジャンル【宮古民謡】
 ☆宮古民謡協会
 ☆宮古民謡保存会
 ☆宮古民謡保存協会
 ☆在沖宮古民謡協会

何が何やら訳がわからん
こんなにぎょーさん要らんやろ と思わずツッコミたくなる
ネット上には無い団体も相当数あるらしいというから驚くね
しかも、団体名も似たり寄ったりで無理くり名前つけてる感が否めないし、団体が分裂しまくっててカオス状態になってる

最近ではYouTubeの動画で三線を覚えたという『三線独学ミュージシャン』が急増している
これも三線関連団体および下部組織の研究所や教室が増えすぎて、初心者にはジャンルや協会の違いすら分らないし、選ぶ基準が全くわからないというのが一因だろう

それに加えて、協会とか研究所とか道場とかいう、厳めしいネーミングも敬遠したくなるし、一般ウケしない
今となっては時代錯誤だ
実際の所、研究なんぞしとらんやろ

これでは気軽に習ってみようという気には、到底なれない
今時の感覚では、ホームページすら無い団体がたくさん存在する業界なんて、怪しい以外の何物でもない気がするよ
実際入ったところでどんなメリットがあるのかもわからない、月謝以外にもいろいろと金がかかるらしいという噂もしばしば耳にする

知り合いから、ある研究所に入会する時に、入会金や月謝以外にもいろいろな費用がかかるという説明が無かったという話を聞いたことがある
協会所属の研究所だと、入会金と月謝のほかに、協会の年会費、支部の年会費、着物(琉装)一式、コンクールの受験料、試験会場は沖縄だから往復の交通費に宿泊費、合格したら○○祭のチケット代(出演の可否に関係なく)、コンクールの打ち上げ、受賞お祝い会、忘年会に新年会、親睦のためのBBQ、支部総会や本部総会の懇親会費、はたまた師匠の誕生日お祝い会等々、聞けば教室によっては年間数十万円もかかるとか

それって、入会する前に知りたいよね 
最初からそんなにお金がかかるとわかってたら入会しなかったという人も多い
コンクールを受けないとわかると、生徒を冷遇する師匠も少なくないと聞いたことがあるから、ホントかかるお金は最初から全部教えておいてほしい

協会所属の先生は会員数増強、コンクール受験者数増強が最大のミッションだからか?
まぁ、そのための教師免許だから仕方ないけど
にしても、最初からシステムをオープンにしないとマズイよね、入会してから言われても騙し討ちにあったみたいでイヤな気分になるし
ホームページが作れないなら、せめて入会案内の書類を入会前に渡すとかくらいはできるだろうに

だからそんな訳のわからない所に単身飛び込んで行くくらいなら、都合の良い時間に何時間でも何回でも学べて無料のYoutube先生で、とりあえず勉強してみるかと思うのも当然と言えば当然の流れなのだ

お笑いの人が言ってる「月謝は7千円」としても、年間8万4千円だよ? そのほかにもいろいろお金がかかるわけで、けっこう高額なお稽古事の部類と思うんだけど

かく言う自分も、何も知らずに古典~本島民謡~八重山民謡と渡り歩いた末に、独学に落ち着いた一人である
詳しくは別の機会に書くとして

独学でもライブもやれば、最近流行りのオープンマイクもやるし、時々イベントにも出させてもらっている
自分だけでなく、ライブやオープンマイクの出演者は、今や三線独学ミュージシャンの方が多いのが現実なのだ

ウソだと思うなら「百閒は一見にしかず」  一度見に行ってみると良い
実際の所、三線独学ミュージシャンの方が、万人ウケする演奏ができているし、細かいことは気にしないし、物怖じしない大胆さが良い

そう、もう何年も前から内地では三線独学ミュージシャンが世間に認知されているのだ

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